鍼灸の歴史は、古代中国に発祥し、日本には奈良時代に僧侶たちに持ち込まれ、その後、漢方薬と
ともに明治時代に西洋医学が導入されるまで、日本の医療を支えてきました。
日本に入ってきてからでも1000年以上の歴史があり、多くの用法、治療方法が研究されてきて
おります。
したがいまして、鍼灸師が免許取得後、どのような流れの学術研修をしてきたかによって、鍼灸
治療院の治療方法に違いがあります。
当会は、はり師、きゅう師の国家資格を得た鍼灸治療を主とする方々の業団です。
鍼灸治療をご希望の方は、当会会員の治療院情報をご参照いただくか、メールにて
お問い合わせいただければ、症状に応じてお近くの鍼灸治療院をご紹介いたします。
↓↓こちらから全国の鍼灸院検索ができます。また、鍼灸に関する疑問など様々なことが
書かれています。保険適応に関しての情報も掲載されています。
はりきゅうの保険については、慢性的な疾患(神経痛、リウマチ、頸肩腕症候群、五十肩、
腰痛症、頚椎捻挫後遺症)の場合、保険治療が可能です。
保険治療を受ける場合には、病院での医師の同意書が必要となります。
健康保険制度には、2つあります。
病院を利用する場合、健康保険証を持参し、検査・治療を受ける「療養の給付」という制度と、
健康保険証を持参せず、全額支払った場合、後日、保険者の方へ領収書を添付し、払い戻しを
受けるなどの「療養費払い」という制度があります。
「療養の給付」と「療養費払い」は二重に受け取ることはできません。
鍼灸は「療養費払い」の方での取り扱いとなります。
したがって、鍼灸を保険治療(療養費払い)で受ける場合には、同じ病名で病院での治療、
投薬(療養の給付)を受ける事はできなくなりますので、鍼灸治療期間は、病院の方を休んで
もらうようになります。
もし、鍼灸治療期間中に病院で、鎮痛薬、湿布など受けますと、鍼灸治療の方の保険料は
支払われなくなります。
ちょっと面倒でややこしい制度になっております。
このようなことから、保険治療を取り扱っていない治療院も結構ありますので、各治療院へ
お問い合わせいただければと思います。
自動車保険も扱えますが、各治療院にお尋ね下さい。
次の病気は、健康保険で鍼灸治療が受けられます。
神経痛 | 顔、肩、腰、足など、神経に沿って痛む 坐骨神経痛、三叉神経痛、肋間神経痛など |
リウマチ | 手首や肘、膝、足首など、各関節が腫れて痛むもの |
腰痛症 | 腰痛症、腰が痛む、腰が重い 例えば、変形性腰痛症、ぎっくり腰など |
五十肩 | 肩の関節が痛くて、腕が上がらないもの |
頸腕症候群 | 頸、肩、腕の痛みやしびれ、だるさなど |
頚椎捻挫後遺症 | 頸の外傷、むち打ち症などの後遺症に |
その他 | 慢性的な痛みのある疾患で、保険者が認めたもの |
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